シーズン間近、KAMADOJOEをパワーアップ

使えば使うほど奥が深い究極のBBQグリルKAMADOJOE

このブログでも度々紹介している米国生まれのカマド型グリル「KAMADOJOE」。僕の使っているものは正確にはKAMADOJOEのエントリーモデルに相当するKAMADOJOE Jrですが、基本的な構造はグレードを問わず同じです。

米国生まれの万能カマド型グリル「KAMADOJOE」

 

このグリルの特徴は蓋付きの卵型の形状、そして内部がセラミックで囲まれていることです。保温性が極めて良く、通常のグリルやスモーカーとしての使用はもちろん、本格的なオーブン機能も備えています。KAMADOJOE Jrは重さが40㎏くらいあって結構重いのですが、サイズ自体はコンパクトなので車に積んで持ち運びも可能で、これ一台で野外料理の幅が一気に広がります。

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米国にはKAMADOJOEのようなカマド型グリルのメーカーが多数あり、最近は特に人気が高くなっていると聞きます。実際、YouTubeの動画を見てもカマド型グリル専門のチャンネルがいくつもあります。こんなに優れたカマド型グリルですが、残念なことに日本ではこれまで一般に販売されておらず、僕も並行輸入で手に入れました。ただ最近ネットを見ていたら「KAMADO Q」という、見た目もほぼ同じ形状で国産の品が発売されているようです。

追加アクセサリーでKAMADOJOEをパワーアップ

KAMADOJOEはオリジナルのままでも特に問題なく使えますが、一方で便利な追加アクセサアリーが多数あり、これらを使うと調理が一段とパワーアップされます。今回は今年の本格シーズンに備えて購入した3種類のアクセサリーを紹介します。

カマドの底にセットして通気を改善するコールバスケット。

最初に紹介するのはコールバスケット。カマドの底にセットして使用します。

カマドの底にセットしたコールバスケット。

KAMADOJOEの火力調整は上下の通気口の開閉で行いますが、時間が経って炭が灰になると炭と炭との隙間が埋まって下から上に抜ける通気が妨げられ、その結果カマド内の温度が低下することがしばしばあります。世界一のBBQ用木炭ブランドと称され、最近はホームセンターでもよく見かける「キングスフォード」は使い勝手が良い反面、隙間が直ぐに埋まって通気が悪くなりやすい炭の代表です。コールバスケットはこうした問題を改善するための道具で、バスケットを動かすこと、またグリルの底とバスケットの間に隙間を作ることで灰が落ちやすくなり、通気の悪化を和らげてくれます。特にブリスケットのような長時間のBBQでは温度の安定がとても重要なので、コールバスケットは実用上でも必須のアクセサリーと言えます。

見栄えも良いキャストアイロン製シアプレート

次のアクセサリーはキャストアイロン(鋳鉄)製のシアプレートです。キャストアイロンと言えばLodgeのダッチオーブンやスキレットが有名ですが、そのLodgeによれば、キャストアイロン(アイアン)の特徴は「熱をゆっくりじっくり伝えること。素材への火の当たりが柔らかくじっくりとむらなく加熱でき、旨味をぎゅっと凝縮しながら調理できます。」ということになります。

見た目もの映えも魅力なキャストアイロン製のシアプレート

キャストアイロンの魅力は調理に加えて見た目、いわゆる「映え」が良いことがあります。ダッチーオーブンでもスキレットでもキャストアイロンの外観だけで料理が本格的になりそうな期待にあふれます。BBQだと普通の焼き網でも味そのものには大差がないような気もしないではありませんが、やはりどこかが違います。

スペースを有効活用するグリルエクスパンダー

三番目に登場するアクセサリーはグリルエクスパンダーです。このアクセサリーは結構スグレモノだと思います。卵型をしたKAMADOJOEは蓋の内側に結構広い空間があるのですが、実はあまり有効活用されていません。前述のようにKAMADOJOEはグリルを使って焼くだけでなくオーブンとしての機能も優れているのですが、空間を有効活用すればこれらを同時にこなすことも可能なのです。

グリルエクスパンダーを使えばグリルとオーブンの同時調理が可能に。

写真はシアプレートの上にグリルエクスパンダーをセットし、その上に小型のスキレットを乗せたイメージですが、この状態だとグリルの上で肉を焼きながら、同時にスキレットで煮込みやオーブン料理を作ったりすることが可能になります。まさに一石二鳥、特にキャンプでは実用的にも「使える」道具になりそうです。

手始めにバックリブのスモークを作る

折角なので早速何か作ってみることにしました。今回の材料はバックリブです。バックリブというのは骨付きのアバラ肉ですが、脂の多い腹側のスペアリブに対して、脂が少なめの背側の肉を指します。スペアリブよりサイズが小さいので「ベビーバックリブ」とも呼ばれています。

豚肉に合うリンゴのスモークウッドをカマドの中に置きます。

先ずは炭に火を点け、内部が120-130℃位になったら上下の空気口を調整して温度を固定します。シアプレートをセットする前にスモークウッドに火を点けてカマドの中に置きます(スモークウッドはプレートに乗せる)。今回使ったのは豚肉によく合うリンゴのスモークウッドです。

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肉の処理は先ず骨に付いたメンブレン(膜)を取ります。キッチンペーパーを使うと膜が掴みやすくなり、きれいに剝がすことが出来ます。この後肉全体に大さじ1-2位のディジョンマスタードをすり込みます。次に予め作っておいたBBQラブ(乾燥スパイスミックス)をすり込みます。BBQラブのレシピは:三温糖大さじ3、燻製パプリカ大さじ3、黒コショウ大さじ1、塩小さじ2、オニオンパウダー小さじ1、です。

BBQラブをすり込んだらプレートの上に肉をセット。

ラブをすり込んで1時間ほど置いたら、肉をKAMADOJOEのプレートに乗せます。この後1時間おきくらいに肉の表裏を返し、その際に刷毛でモップソースを表面に塗ります。今回作ったモップソースのレシピは:リンゴ酢カップ3、オリーブオイルカップ1、タマネギすりおろし大さじ2,レッドペッパー大さじ1、タバスコ大さじ1、塩小さじ1/2、黒コショウ1/2 、です。

1時間おきに刷毛でモップソースを肉の表面に塗ります。
最後に肉にBBQソースを絡め温めたら完成。

調理開始から4時間経ったところで肉をグリルから一旦取り出し、全体にBBQソースを絡めます。BBQソースのレシピは:ケチャップカップ3、リンゴ酢3/4カップ、水3/4カップ、ウスターソース大さじ3、三温糖3/4カップ、糖蜜大さじ2、チリパウダー大さじ1、クミン小さじ2、ガーリックパウダー小さじ2、パプリカ大さじ2、マスタード小さじ1、レモンジュース小さじ1、塩小さじ1、黒コショウ小さじ1、です。肉をアルミパンの上に乗せてKAMADOJOEに戻し、蓋をして15分くらい加熱してソースを肉に馴染ませたら完成です。

スモーク(燻煙)の風味が良いです。この手のスモークBBQは蓋を閉じて調理できるKAMADOJOEの得意技です。コールバスケットのお陰か、火加減も4時間快調でした。完成したスモークドリブはこの日の夜のホームパーティに持って行きました。付け合わせはトウモロコシで作る得意の南米料理「チパグアス」です。

肉を切り分け、トウモロコシで作る南米料理「チパグアス」を付け合わせに。