ロケットストーブで採りたて行者ニンニクを野外調理

こぶしの花が咲くと行者ニンニクの季節に

今年はいつもよりこぶしの花が目立ったと思うのは僕だけでしょうか?

千昌夫さんの「北国の春」の歌詞にも出て来るように、北国で春を告げる花は桜よりもこぶしだと思います。それはこぶしの花が桜よりも少し早く一番に開花するからです。いつもはこぶしの後に桜の開花が直ぐ続きますが、今年はいつもより少し間があったように感じました。そのためか桜の開花前に満開となったこぶしの花がとても目立ち、「こんなに山にこぶしの木があったのか」と改めて驚きました。そして「やはり北国の春はこぶしの花だ」と納得しました。

さて、例年こぶしの花が咲くと程なく現れるのが北海道で人気のある山菜、行者ニンニクです。今年もその季節がやってきました。以前は早くてもGW頃が収穫の盛期だったと思うのですが、最近はGW前に採るのが普通になりました。これも温暖化の影響でしょうか。

今年も行者ニンニクの季節に。以前より収穫時期が大分早くなりました。

趣向を変えて今日は韓国風で味わうことに

行者ニンニクは醤油漬けにしたり、真空パックで冷凍したりして毎年保存していますが、やはり採り立ての新鮮な味が格別であり最高です。大抵は相性抜群のジンギスカンや僕の大好きなバター醤油炒めにするのですが、今年はちょっと趣向を変えて、「韓国風牛肉炒め煮」に使ってみました。

材料は牛肉(モモと肩ロース)、パプリカ、モヤシ、エノキに行者ニンニク。

 

行者ニンニクはその見た目の通りニラの代わりに使うのが最も無難で間違いがありません。今回の牛肉炒め煮もこの路線で、韓国料理に欠かせないニラの代わりに行者ニンニクを使ったものです。特別なレシピはありませんが、欠かせないのは韓国唐辛子とコチュジャン、そして韓国製の牛肉だしの素で作ったスープも加えました。この牛肉だしの素は韓国料理だけでなく洋風の肉料理にも合うので僕は重宝してよく使っています。

ロケットストーブを使い初調理

温暖化のせいか、近頃は北海道でもGW前後でも気温が高くなる日が多くなりました。この日も気温が27℃を超える夏日。以前だとGWに雪が降ることも普通だったのですが、今や昔の話です。

こんなに温かいので調理は野外ですることにしました。そして初めてロケットストーブを調理に使ってみます。ロケットストーブは「少量の燃料で高い火力を生み出すことができる燃焼効率の高いストーブ」と定義されています。最近は結構人気のようですが、コンパクトなので庭やキャンプ以外でも野外に持ち歩いて便利に使えそうです。

アイデア次第で使い道が広がりそうなロケットストーブ。

採りたての味はやはり最高です

ロケットストーブは点火が簡単、また調理にも十分な火力がありました。これは使い道が広がりそうです。ストーブの上の五徳に乗せたスキレットが熱くなったら肉を入れて表面を軽く焼きます。続けて行者ニンニクの半量を投入。さらに野菜を入れ、調味料で味付け、残りの行者ニンニクを上から被せ入れたら最後に牛肉スープを注ぎ、スキレットに蓋をしてしばらくそのまま煮込みます。

    肉に続いて行者ニンニクを投入

全体に火が通ったら蓋を外して少し煮詰めて完成。

採れたての行者ニンニクの緑が映えます!

早速ビールと一緒に頂きます。まだ4月なのに27℃。ビールが美味い!そしてもちろん行者ニンニクも美味い!韓国風の味付けは行者ニンニクにピッタリのようです。

自然のものは何でも採れたてが最高です。そしてビールはサッポロクラシック「春の薫り」。

ロケットストーブは想像以上の働きでした。キャンプだけでなく、例えば河原に持って行き、釣りの合間に枯れ枝燃やして簡単な昼飯作りなんかしてみたいです。新たな愉しみが広がりそうです。

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最後の〆にチャンポン麺を鍋に入れ牛肉スープを足して煮込みました。行者ニンニクがしっかりと効いてこれも美味しい。また今年も新たなBBQシーズンが始まります。

最後の〆はチャンポン麺で。