晩秋の北海道は焚き火のベストシーズン
11月に入ると気温がどんどんと低下していきます。もう雪がいつ降ってもおかしくない北海道なのですが、まだ穏やかな日もたまにあります。風がなく、空気は澄んで景色良く、暗くなれば夜空には秋から冬のスター星座が輝く。こんな晩秋の一日は焚き火を囲むベストシーズンかもしれません。
焚き火の傍らで塊肉をじっくり焼く
穏やかな日と言っても、この時期は日が傾くと外気が急激に冷えてきます。早々に焚き火のそばに陣取り、酒をちびちびやりながら肉を焼くことにします。今日のメインはコストコの牛肩ロース2.2キロです。肉はジップロックに入れ、ワイン、ニンニク、ワインビネガー、そして醤油とごま油を少々加えて2-3時間軽くマリネしました。特に脂の少ない赤身肉は少しマリネードすることで美味しくなると思います。肉は焼く直前にジップロックから取り出し、ややたっぷりめに塩コショウをします。
気温が低い時はアルミトレイを使うのがお薦め
塊肉を焼く場合は先ず初めに直火で肉の表面を強く焼き焦がします。その後は直接火が当たらないように炭を左右に寄せて、このサイズの肉なら2時間くらいかけてじっくりと焼き上げていきます。直火を当てない、こうした焼き方はインダイレクトと呼ばれます。この時に、上からアルミのトレイを肉に被せると輻射熱で熱効率が断然良くなります。塊肉の場合は、特に外気温が低い季節だと表面の温度が低下して均等に火が通りにくくなるので、アルミトレイはお薦めというか必須と言ってもよいかと思います。
焚き火に合う酒、積丹ジン「火の帆」
さて、こう寒いとビールよりも強い酒が欲しくなります。今日は友人が持ってきてくれた積丹ジン「火の帆(HONOHO)」を頂くことにします。「火の帆」は野の香りと風味に凝った贅沢な味のスピリッツで、野外で火を囲みながら飲む酒には最高です。キャンパーや焚き火愛好家にお薦めします。
寒い夜には厚切り肉がひときわ美味い!
塊肉の焼き方はインダイレクトで、動かすのは基本的に途中で一度表裏を返すだけです。この手の肉はあまり頻繁に動かさないで、じっくりと焼くのがコツです。このくらいの大きさの肉だと、僕の場合はウエルダンに近い焼き上がりの方が好きですが、何れにしても、好みの焼き具合になったら肉全体をアルミホイルに包んで30分くらい休ませてから切り分けます。
冬がもうすぐそこに
しっかり焼き上げった厚切り肉が寒い夜に合います。見上げるとアンドロメダ、ペガサス、プレヤデス、おうし、オリオン、秋から冬のスター星座が輝いています。もう冬がすぐそこです。
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