今年も行者ニンニクで春の訪れを知る
北海道ではゴールデンウイークに平地で雪が積もることも珍しくないのですが、最近は昔と比べるとかなり顕著に温かくなり、その影響か山菜のシーズンも間違いなく早まっています。
出る時期は少し早くなってきたものの、山菜が出る順番は変わらないようです。先ず旬を迎えるのが行者ニンニク、それからタランボ(タラの芽)、そしてウド、ワラビ、フキと続きます。
昨年のブログ記事にも書きましたが、僕の先祖伝来の土地の中に行者ニンニクの群落があり、自分で食べるのに十分な量が毎年そこから採れます。これは本当に贅沢なことだと思い、ご先祖様に感謝しています。この先祖伝来の場所の他にも、僕が天然行者ニンニクを採る場所がいくつかあります。冒頭の動画にある山間の小さな沢はその中の一つです。ここは人が入った形跡がいつもなく、それだけに採れる行者ニンニクは太くて揃いが良く立派なものです。群落を保全する目的もあり、この場所には2-3年に一度しか行かないようにしていますが、熊への警戒が怠れない場所でもあります。
行者ニンニクの次はタランボの季節
行者ニンニクの時期が過ぎると山菜の王者タランボの季節です。僕の感覚ではタランボと行者ニンニクの時期はもっと離れていたように思うのですが、最近は行者ニンニクが消えないうちにタランボも一気に芽を出すようになってきた気がします。
タランボは道路わきや日当たりの良い伐採跡地などに群生しています。視界が開けた目立つ場所にあり、また山菜の王者として人気も高いことから、木を見つけても先行者の後になりがちです。僕の場合は最近非常に良い場所を見つけたので、しばらくはここに落ち着けそうです。まあ僕は1-2回天ぷらが味わえる量があれば十分なのですが。
採りたてを野外で食す
採ったタランボは、いつもは家で天ぷらにして日本酒で一杯やります。今日は一緒に採った行者ニンニクと一緒に、採りたての新鮮なものを簡単な野外ランチで味わうことにします。
山菜は新鮮なほどアク抜き等の下処理抜きで野生の味が楽しめます。今回は先ずタランボに天ぷらと同じ衣を付けてスキレットでフリートしました。そして両面を炒めた後にはバターを溶かし入れました。淡白な山菜と濃厚なバターは基本的に相性が良いと思います。調理に使ったのは最近買ったユニフレームの7インチスキレットです。スキレットは野外料理には本当に使い勝手が良くて重宝するのですが、7インチは一人飯用に最適なサイズです。大中小のサイズのスキレットを揃えると野外料理のレパートリーが大きく広がるはずです(蓋付きが絶対にお薦め)。SOTOのガスストーブ専用のミニマルワークトップもコンパクトな野外調理には便利なオプションです。
マルちゃんZUBAAAN!と行者ニンニクの相性は如何に?
山菜を使って外で何か作って食べようと考えながら家を出たのですが、途中に寄ったコンビニでマルちゃんZUBAAAN!を発見し、ニンニク旨豚醤油を買いました。カップヌードルも含め、野外で食べるインスタントラーメンは何故か美味しくて僕は大好きなのです。
今回はマルちゃんZUBAAAN!に炒めた行者ニンニクをトッピングしました。ZUBAAAN!も行者ニンニクもお互いに個性が強いので、果たして相性はどうかと心配したのですが、意外というか、はたまた想像通りというか、思った以上にプラスプラスの相加効果を発揮して美味しく仕上がりました。これは是非試してみてください。行者ニンニクにはパンチのある相方が合うようですね。
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