行者ニンニクとジンギスカンで楽しむ早春の野外ランチ

春は行者ニンニクで始まる

今年は全国的に春が早いようです。僕の住む十勝はまだですが、北海道でも桜の開花がいつもより早いペースで進んでいるようです。雪解けから初夏にかけてのカントリーライフ(田舎暮らし)の楽しみと言えば先ずは山菜でしょうか。その山菜シーズンの幕開けを告げるのが行者ニンニクです。

日高山脈はまだ雪に覆われていますが、麓には春が来ています。

行者ニンニクは残して採る

行者ニンニクはユリ科ネギ属の山菜で、北海道ではアイヌネギとも呼ばれます。水場近くのちょっと湿気った所に良く生えるようですが、最近はなかなか見つけるのが難しくなっています。というのも、行者ニンニクは地上部を根こそぎ採ってしまうと根や球根が発達せず、翌年の成長が悪くなり群落も一気に縮小してしまうのです。従って株を全て収穫せずに、適度に残しながら収穫することがとても大事です。幸いというか、僕の場合は自分の敷地の中に結構な群落があるので、適度に間引くような形で収穫して、毎年立派な行者ニンニクを収穫しています。

行者ニンニクは最も早く出る山菜の一つ。適度に残しながら採る。

行者ニンニクは禁断の味⁈

行者ニンニクはとても人気のある山菜ですが、ネギ、ニンニクというキーワードが示すように、とても強いに臭いが最大の特徴です。これは臭いの素になるアリシンという成分が多く含まれているからだそうです。この強烈な臭いは食べた翌日も周囲の人にもわかるくらいに残ります。この味と臭いのバランスが、食べたいけれどちょっと躊躇する、いわば「禁断の味」としての独特の魅力を行者ニンニクに与えているように思います。

今日の収穫。家で食べるには十分な量です。

真空パックと醤油漬けで保存

僕は自分の敷地も含めて何カ所か自生地を知っていますが、上述のように取り過ぎには注意して、必要以上を収穫しないように心がけています。それでも、家で食べるには十分な量があり(因みに家人はほとんど食しません)、一部は保存もしています。

冷凍保存には真空パックがお薦め。味が長持ちします。

保存は冷凍保存ということになりますが、僕は家庭用の真空パック機を使って保存しています。真空パックすると解凍した時の味や程度が良く、翌年のシーズンまで味を楽しめます。

さっと湯通しして麺つゆに漬けるのが最も簡単で間違いがない。

もう一つの保存法は醤油漬けです。これは人によって作り方や、使う調味料が違うと思います。最も簡単で癖がないのは、さっと湯通しして麺つゆに漬ける方法です。湯通しせずに生のまま漬けると風味が強く、これは好きな人にはたまらないと思います。また生で醤油に漬けた状態で凍らせ、少し凍ったまま食べると、シャキシャキとした食感が加わって新鮮です。

採りたては先ずバター醤油炒めで頂く

新鮮な採りたての行者ニンニクは、やはり一番美味しいと思います。行者ニンニクと相性が良いのは卵とじで、これは万人に好まれる味です。僕の好みはバター醤油炒めで、これは行者ニンニクの味がストレートに前面に出るところがたまりません。

バター醤油炒めはシンプルだが行者ニンニクの味を引き立てる一品。

道産子なら知らない人はいないジンギスカンとのマリアージュ

採りたての行者ニンニクたっぷりのジンギスカンは最高。

さて、行者ニンニクと言えばジンギスカンというのが道産子なら定番というか常識ではないでしょうか。これはもう最高のマリアージュです。普通のジンギスカンでもよいのですが、行者ニンニクには煮込み風のジンギスカンの方が僕は好きです。ジンギスカンとホルモンを一緒に調理したものを北海道では「ホルジン」と呼びますが、ホルジンに行者ニンニクの組み合わせは僕にとっては最高です。煮込みながら少し焼酎(甲類)を加えてやると味が優しくマイルドになります。ジンギスカンにはビールがもちろん合いますが、実は甲類焼酎がもっと合うんですね。

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