BBQアイテムにぜひ加えたいロティサリーグリル
海外旅行で人通りが多い下町の通りを歩いていると、たくさんの丸鶏を串に刺してグルグルと回転させながら店頭で売っているのをよく見ます。丸鶏は何れも皮がきれいに焼き上がり、見ているだけで食欲が大いに刺激されます。昔住んだ南米にもこうした店が数多くあり、お腹がすいている時は衝動的にテイクアウトしたものです。味は見た目通りというか、何時でも間違いのない美味しさです。
この肉をグルグル回す調理機、「ロティサリー」は何故か日本であまり見かけることがなく、以前は結構珍しい存在だったように思います。事実、メニューでロティサリーチキンを売りにしている札幌のあるお店では、「この調理機は道内で唯一当店だけ」と少し前まで称していました。
アウトドア料理でも使い勝手が抜群の「ロティサリー」
ロティサリーの良いところは何といっても調理に手がかからないことです。とにかく肉を串に固定しておけば後は勝手に調理してくれるので面倒がありません。しかも肉全体に均一に熱が通るので失敗もなく、スロークッキングの効果で味も良くなります。
海外のBBQサイトを見ると多種多様な家庭用あるいはキャンプ用のロティサリーグリルを普通に使っています。ロティサリーは最近になって日本でもようやくポピュラーになってきましたが、どちらかというと電熱式の家庭用(インドア)タイプがまだ先行しているように思います。実は最近流行の塊肉をドカッと調理するようなBBQにはロティサリーが使い勝手抜群で、これがあればアウトドアやキャンプでも大活躍することは間違いありません。
手動式ロティサリーは家族キャンプにも最適、見た目以上に使えます
ロティサリーというと一般的に串が電気で自動回転する方式を思い浮かべると思いますが、最もシンプルで手ごろなのは手動式で、最近では手動ロティサリーが付属しているBBQグリルにもあります。僕が使っている手動式のロティサリーの一つも株式会社カネタさんから購入した「丸焼きくん」というグリルに付属していたものです。
「丸焼きくん」の場合は5コマで1回転するストッパーが付いています。手動式なので5-10分おきくらいに自分の手で串を回転さなければならないのですが、この時間さえ守れば(大体でいい)調理自体は自動式とさほど違いなく仕上がります。キャンプに行くと結構手持ち無沙汰な時間がありますが、ビール片手に手動でロティサリーを回転させるのは、ちょうどよい「暇つぶし」になり、また焼けていく過程を実感することができます。最近はグリルに後付けするタイプの手動ロティサリーも比較的安価で売られているので、1台持っているとBBQの世界が確実に広がり楽しめると思います。
Weberケトルグリルのオーナーなら専用ロティサリーが超お薦め
BBQファンならWeberのケトルグリルを愛用している方も多いと思います。世界的にも有名なWeberのグリルは専用のレシピ本や動画もたくさんあり、特にアメリカンBBQにトライするには最適の1台です。
このWeberの22インチケトルグリル専用のロティサリーがあるのですが、なぜか日本では正規販売されていないようです。僕は数年前にネットで米国から直接購入したのですが、Amazon USとか輸入代行とか使えば比較的簡単に手に入ります。
このWeber専用電動ロティサリーは僕の超お薦めです。Weberグリルを使い慣れている人なら調理も簡単でレシピも豊富、グリルに付属しているWeber独特の蓋を被せて調理すると、さらに仕上がりが安定します。何よりも専用なのでWeberグリルにピッタリと収まるところがいいところです。
電池式ロティサリーは使えるか?
僕が購入した最初のロティサリーが写真のオーストラリア製のものです。10年位前にネットで適当なサイズのものを探していた時に見つけ、直接オーストラリアから購入しました。
このロティサリーは単1電池2個で稼働します。最初組み立てた時は果たしてパワーは大丈夫なのかと不安だったのですが、丸鶏一羽くらいなら全く問題なく回転し、また電池の持ちにも問題はありません。
電池式は軽量でシンプルな構造なのでどこにでも持っていけ、また小さな焚き火やコンロでも調理が可能なところがいいところです。ソロキャンプで串に肉を刺し、何かしている間に放ったまま調理しておくなんていう使い方もいいかもしれません。
電池式のロティサリーもネットでいろいろな種類が販売されています。電池式は基本的にコンパクトのものが多いので、塊肉を大人数で調理するようなシチュエーションより、一人または家族で使うような場合が適していると思います。家でしか使わないのであればAC電源のタイプの方がお薦めです。
手動、電動、何れのタイプでも調理時間は丸鶏で2時間程度です。材料はロティサリーチキンがポピュラーですが、牛肩ロースや豚ロースの塊を調理しても美味しく仕上がります。今僕が是非トライしてみたいのがケバブで、本格ケバブの味を自宅で再現してみたいと夢見ています。
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