美味しいスクランブルエッグが食べたい!
僕は卵料理は何でも好きなのですが、一番好きな卵料理と聞かれれば、やはりシンプルな玉子焼きということになります。スクランブルエッグは洋風の玉子焼きと言ってよいと思いますが、ホテルの朝食の定番としてよく口にします。しかし、残念ながら日本ではなかなか美味しいスクランブルエッグに出会えません。海外旅行に行くと、朝食で食べるスクランブルエッグが何故かとても美味しい気がします。特に僕が印象に残っているのはドイツの朝食(特に田舎のホテルが良い)に出てくるバターをたっぷり使ったスクランブルエッグです。僕はこれが大好きで、他にも美味しいハムやソーセージがあるのに何回もお替りをしてしまいます。恐らくこの味の秘密はバターを使う量にあるのではないかと思っています。
無ければ自分で作るしかない!
スクランブルエッグに限りませんが、海外で食べると美味しいのに日本で食べると何かが違うという料理は多々あります。そうした理由の一つは料理に使うバターやチーズの量ではないかと思います。欧米の料理レシピを見るとよくわかりますが、一回の料理に1パック(200g)のバターが普通に使われています。
バターたっぷりのスクランブルエッグ。コロナ禍で海外旅行もご無沙汰しているので、久しぶりに食べたくなり、自分で作ることにしました。結局こういうものは自作に限るというか、自作でしか食べることが出来ません。
卵5個にバター50グラム
さて、折角なので野外に出て野鳥の声を聴きながらスクランブルエッグの朝食を作ることにします。今回は僕一人ですが卵5個を使いました。こういう料理はある程度量がないと美味しくならない気がします。従って卵5個は最低でも使いたいところです。
愛用の薪ストーブに火を入れ、LODGEの12インチのスキレットを温めます。スキレットというのは野外料理では本当に重宝します。そのまま肉を焼いても良し、また蓋をして煮込んだり、蒸したりしてもよし。何といっても材料を入れて半ば放っておいてもそれなりに調理されるところが何よりも野外料理向けです。
僕が使っているスキレットはイオンで買った極小振りのもの、そして7インチ、10インチ、12インチの本格的なもの、合計4サイズを揃えています。スキレットはダッチオーブンと比べると使い勝手が良いので出番が多くなります。最低でも大小二つのサイズを揃えておくと様々な調理のシチュエーションに対応が出来て便利です。また蓋は必需品です。
先ずはカリカリベーコンを焼く
スクランブルエッグと言えば相方はやはりベーコンでしょうか。卵に取り掛かる前に、先ず熱したスキレットでカリカリになるまでベーコンを焼きます。ベーコンは脂身がやや多くて、少し厚めのものが僕の好みです。
スクランブルエッグは火加減が難しい
ベーコンが焼けたら、次はいよいよスクランブルエッグに取り掛かります。料理が上達したければ1年間毎日オムレツを焼けという話を読んだことがあります。つまり、それくらい奥が深くて難しいということのようです。動画も撮るので少し事前におさらいしもたのですが、基本は低温でゆっくり、卵は外からゆっくり内側にかき混ぜるというものです。今回は薪ストーブを使ったので火加減が少々難しかったです。低温を意識したのですが、もう少し強火でもよかったかもしれません。
今回使ったバターは50g。流石にこれはちょっと多過ぎでしょうか?僕はこの手の料理を野外で作るときは「Too much」を心掛けているので、これはこれで良しということにします。
カロリー無視、男の朝食完成!
ゆっくりとかき混ぜているうちに徐々に卵は全体が固まってきます。好みのいい塩梅になってきたら完成です。この加減が難しい。今日は60点とします。皿に盛ると流石に結構な迫力で、バターが香ります。カミさんが作った全粒粉のパンがあったので、そこに厚切りチーズを乗せてスキレットで熱しました。もうカロリー完全無視の朝食です。
さて、早速頂きます。味はもう言うことがありません。これです。「Too much」の美味しさです。実を言えばバターたっぷりのスクランブルエッグにはご飯も合います。醤油を少しかければ、最強の「醤油バター卵ご飯」になります。ご飯を炊いておけばよかったと少し悔やみました。
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