自作ファイアーピットで焚き火を楽しむという贅沢

今や焚き火は贅沢な行為

芸人ヒロシのソロキャンプ動画が大人気のようです。何といってもシンプルな焚き火の映像が良いですね。焚き火には人を癒す何かがあると思います。
僕自身も若い頃から現在に至るまで、海外も含めたいろいろな場所で焚き火を楽しんできました。僕のあこがれは西部劇の主人公のように星空の下、毛布にくるまって焚き火の側で眠ることでした(湿気の多い日本では意外とこれが難しい)。時には星の下で眠る。動画のヒロシが自分の土地で、自ら火をおこし、一人焚き火を味わう姿には本当の贅沢さが溢れています。だからこそヒロシ動画が支持されるのでしょう。
しかし、いくら焚き火が好きでも、自宅の庭で焚き火をするというのは相当ハードルが高い行為です。一般の住宅地で焚き火をするのは基本的に無理でしょう。また今はキャンプ場に行っても自由に焚き火が出来ない時代です。ファイアースタンドの焚き火も悪くはないのですが、やはり火の大きさや自由さが限られてしまいます。それだからこそ、焚き火は現代では極めて贅沢な行為となっているのです。

自分専用のファイヤーピットを作る

さて、前回のブログで少し触れましたが、今は空き家となっている僕の実家の敷地は広く、半径1キロ四方の周囲には他に人家もありません。自由に焚き火を楽しむには、実に打って付けの場所なのです。僕はここを自分がBBQやカントリーライフを楽しむ秘密基地のような形で整備しているのですが、将来的には北海道や自然を愛する旅行者の方にも宿泊施設として提供可能にしたいとも考えています。今回はヒロシのように贅沢に焚き火を楽しむための、自分専用のファイヤーピットを作りました。

四隅に杭を打って内側を掘る。

ファイヤーピットの大きさはおよそ1.5m x2.5m。焚き火用には十分過ぎる大きさですが、僕はこのファイアーピットの上でいつか子豚や子羊の丸焼きにも挑戦してみたいという思惑があるので、そのあたりも考慮してちょっと大きめのサイズにしました。芝生の一角に杭を打って大きさを決め、その中を30cm位の深さで土を取り除いて穴を掘りました。

周囲を石で囲んでピットの中に砂を入れる。

続いて、掘った穴に砂を入れ、石を置いて周囲を囲みました。石の重さは大体1個が10-20㎏位です。ここに砂をさらに入れて半分程度石を土中に埋めた状態にして固定します。所要2時間くらいで完成しました。

記念すべき「火入れ」です。

早速、完成したばかりのピットに枝木を積み上げて火を付けました。枝木は夏に払った、庭木の枝です。パチパチといい音して燃えています。結構感動です。

折角なので何か作ることに。

ファイヤーピットで野外料理を作る

折角の焚き火です。お腹も空いたので何か調理してみることにしました。今日はカルフォルニアパティオのザ・ファイヤースタンドを初めて使いました。このファイヤースタンドは焚き火用のグリルキットなのですが、見た目もなかなかいい感じです。

今日は簡単にカレーうどんとセブンイレブンの厚焼きカルビ。
心も体もポカポカになります。

秋も深まり北海道は日毎に寒くなってきています。鍋に湯を沸かし、こんな季節に合うカレーうどんを作りました。秋のキャンプや野外パーティーで僕がよく作る定番メニューです。スパイスのホットさと汁物の熱さが相まって体が温まります。秋の野菜やキノコなんかをたくさん入れるとさらに味わいが深くなります。焚き火のおかげで体もさらに温まりました。

誰にはばかることなく自由に焚き火を楽しめる喜び。やはり自分だけのファイヤーピットは最高の贅沢だと思います。次回は是非満点の星の下で一晩中火を楽しみたいですね。